社会保険労務士・行政書士
現場事故は労災で受診を! 2006年10月15日(日曜日) posted by office-yk 大工のB男さんは、1年半前に下請現場で労災事故に遭いました。初めて経験する腰痛でしたが我慢していればそのうち治ると考え、また迷惑がかかるといけないという思いもあり会社には報告しませんでした。治療には、労災保険を使用せず建設国保で受診しました。しかし病状は徐々に悪化し1年後には腰の手術を余儀なくされ、その後も治療が必要で現場復帰は無理でした。途方に暮れた末、社長さんに連れられ何とか労災にならないものかと相談に見えました。治療に7カ所の医療機関を転々としたという事実関係の確認や書類の整備に大変な苦労を伴いましたが、3ケ月後無事労災と認定されました。現在もリハビリに専念中です。まだ30歳という若さですので一日も早い職場復帰をと願わずにはいられません。昨今、会社の「労災隠し」が話題になっていますが、このケースは労働者自身がスタートを誤ったケースです。労働者のみなさん、労災事故が発生したらきちんと会社に報告し、その日のうちに労災保険で受診しましょう。受診がケガをした日より相当後になったり、会社に労災事故を伝えずにいると事実関係が証明できず、労災と認められない可能性も発生します。労災と認められるか否かは、何よりも労働者本人のその後の生活に大きな影響を及ぼします(詳細は「年金のしおり(平成18年度版)」に事例として紹介しております)。